T-アレックスの社会人のための税理士試験講座

社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報を発信しています。金融関係の仕事をしながら官報合格済み。その他キャリアや英語学習の情報も発信しています。

GWの学習

こんにちは、T-アレックスです。

このブログでは、社会人が働きながら税理士試験に合格するための情報をお伝えします。

 

今回はGWの学習についてのお話です。

 

GWに入ると本番の試験まで100日を切り、毎年GW明けには税理士試験の受験申込が開始されます。いよいよ本番直前となります。ここから学習の強度を上げて本番まで駆け抜けましょう。

 

1. GWの位置づけと目標

年間スケジュールの記事でも書きましたが、試験後の8月や基礎期の9月の連休、年末年始などは家族、職場やプライベートのイベントに参加する余裕はまだありますが、GWにはイベントに時間を割く余裕はありません。GWにいかに質・量ともに高いレベルの学習ができたかが合格に直結します。学習が遅れている受験生にとっては、まとまった学習時間が確保でき、遅れを挽回することができる最後の機会となります。

直前期の学習の記事でも書きましたが、GWは6月、7月の公開模試でA判定を取ることを目標に学習するとよいと思います。

 

2. 計算

計算については、学習が遅れている個別論点がある場合には、集中してその論点を学習し弱点を潰しておかなければなりません。GW後に個別論点を復習する時間はないと思った方がいいです。

上級~直前期の総合問題の2回目、3回目の解き直しを行い、間違いメモを活用して計算を合格レベルまでに仕上げます。GW明けからは、計算の額種は総合問題を2日に1回程度解く程度にとどめ、理論の学習時間を確保しなければなりません。

 

3. 理論

(1) 理論暗記

理論は、A、B論点と改正論点を暗記します。

A、B論点についてはGWで全論点8-9割は書けるように暗記します。その後本番までに暗記の定着と残り1-2割の精度の向上に努めます。

改正論点については、4月になるとその年度の税制改正の内容が固まり、直前期の予備校の講義でも触れられると思います。改正論点は、将来的にはC論点になりそうだったとしても、改正後3年程度で未出題の論点は確実に暗記しましょう。改正論点以外のC論点は合格レベル受験生でも白紙にならない程度の暗記の精度で完璧には暗記していません。本番で出題されてもあまり差が付かないと思います。改正論点については改正後3年程度は出題の可能性が高く、合格レベルの受験生はきちんと暗記しており、本番の試験で出題されると差がつき合否に直結します。私は、改正論点がマイナーな論点だと勝手に判断して暗記をしなかったことがありました。その論点が本番の試験で出題され当然ながらその試験は不合格となりました。

(2) 応用理論

GWはA、B理論の暗記が出来ていることを大前提として、答練や応用理論問題集を用いて応用理論の学習を本格化させます。事例問題の学習法についてはこちらを参照してください。

 

GWの学習が税理士試験の合否に直結しますので頑張りましょう。

今回はこれまでとなります。